あなたは分かる?「人徳」と「人望」の違い&好かれる3つの理由

コラム

あなたは、誰かに人徳があると言われたことはありますか?

或いは、あなたには「この人みたいになりたい!」と目標にしている人や憧れている人はいますか?

皆に慕われる人には「人徳」という共通した特徴があることを知っていますか?

努力してすぐに身に着くものではなさそうですが、一体どうしたら人徳のある人になれるのでしょうか。研究してみましょう。

人徳があるってどういうこと?

そもそも、「人徳がある人」とは、人望があって沢山の人からの信頼を集め、多くの人から慕われ、高い品性や人格を備えた人のこと。

とても魅力的で、器が大きく、皆から尊敬される人柄のようですね。

ぜひ目指してみたいものです。

人徳と人望の違いって?

「あの人は人望のあつい人だ」
「あの人には人徳がある」

よく似ているこの二つの言葉の意味の違い、知っていますか?
辞書で調べてみると、

・「人望」とは他人から寄せられる信頼や期待の気持ち。
・「人徳」は、その人に備わる徳、つまり品性や人格・能力などを指すようです。

人徳の様々な「徳」のうちの一つに「人望」が含まれる、と言えそうですね。

人徳があると好かれる?その理由は?

なぜ、人徳のある人物は皆から慕われ、好かれるのでしょうか?

理由について考えてみましょう。

信頼関係

人徳のある人に、なぜ人が集まってくるのか。
色々と理由はありますが、「本人が他人を信頼している」というのは大きい理由の一つとして挙げられるかと思います。

どんな人でも、自分のことを信じて、励ましたりときには助言をくれたり、叱ってくれたりする人は、貴重な存在ですよね。

「もし失敗しても、見守ってくれる」という安心感を与えてもらえます。

人に信頼されるには、まず、自分が他人を信頼することから始まるんですね。

難しい「利他」の行動

人徳のある人は、よく「人格者」と呼ばれます。
利己的ではなく、利他的な考え方をするので、私利私欲を優先しません。

相手のためになること、誰かのためになること、世の中のためになることを優先して物事を決断する傾向にあります。

動物としての本能を優先していたら、そんなことはできないはず。

他者を優先する、という簡単にはできない行為をできてしまう部分が、人々の信頼感を更に高めるのですね。

教育者

人徳のある人は、後に続く人や若い世代を「育てよう」とする気持ちを持っています。

相手の今後や将来を考えているため、見て見ぬふりはしません。普通は言いづらいようなことをきちんと注意したり、叱ったりします。

不思議と、言われた方にとっては「自分の事を思って言ってくれている」ことが伝わるもの。

その人からでなければ貰えない言葉や知識を吸収しようと、結果的に多くの人が集まってくることにもなるのです。

人徳があると言われるようになるためにできることは?

とても多面的な高い能力であり、大きな魅力となる人間の「人徳」。
これを身につけるためには、どんなことから始めたらよいのでしょうか?

ロールモデルを設定する

誰か一人でもお手本になる人がいると、日々の生活や考え方にも影響が出て、その人に少しでも近づけるように努力することができますよね。

身の回りにいない場合は、本を読んでみるのはいかがでしょうか。

大企業の創業者や発明家、学者、思想家、哲学者、或いは小説の登場人物など、色々な本を読んでいると「これだ」という人にぶち当たるときがあります。

自分にとってのロールモデルを見つけたら、その人の生き方や考え方を調べてみましょう。

どれだけ偉大な人でも、同じ人間です。未熟な時代や数々の失敗を経て、成長をしてきたはず。

少しずつでもどこか、真似をできる部分を探して、早速トライしてみましょう。

自分よりも先に、相手を優先して考えてみる練習

なかなかやろうと思ってもすぐに出来ることではないかも知れませんが、本能的に「自分が自分が」という気持ちや身内のメリットを考える気持ちをいったん置いて、自分以外の誰かを優先して考えてみましょう。

この気持ちをみんなが持つことができれば、買い占め騒動のようなことも起きませんよね。

「自分だけならいいや」「ばれなければいいや」と自分に甘くしてしまう気持ち、そういう風に考えてしまう人がいかに多いかということが良く分かります。

奪うよりも先に、与えてみる。
本能のままに行動するのを控えてみる。

かなりハードルの高い行動のように感じますが、一度にすべてを修正しようとせずに、小さなことから、少しで良いので、この考え方を取り入れてみませんか。

まとめ

人徳のある人がなぜ皆に慕われるのか、エッセンスが理解できたように思います。

一朝一夕には到達できるものではありませんが、すべては一日一日の積み重ねです。

自分に取り入れられることを1つで良いので、何か変えてみる、加えてみる、というのはいかがでしょうか。

利他的な行動は、めぐりめぐって最終的には自分に返ってくるのではないかと思います。

多くの人に慕われる、充実した毎日を送りたいものですね。